『メタルギア ソリッド 4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット』

一つ一つの要素は珠玉のレベルまで磨かれている。ただ、食い合せで痛い目見てるゲームなのかなと。

ストーリーに関しては初めてPS1のメタルギアソリッドに追いついた感が。テーマも一貫してて共感し易い、サブテーマも均等配置されてて長い本編を読み進めるのに苦にならず。123からやってないと確かに厳しいかも知れませんが…読解力で何とかなる範囲だと思うんだけどなぁ…

ただ、ゲーム全体に対してムービーが長い、リズムの悪さは言い訳が効かず。公平にゲーム4割ムービー6割です…更にバランス悪く感じさせる要素がありますがそれは後程。

ゲーム性の高さはシリーズ折り紙つきですな。トップクラスでもあり。3を基本としながらオクトカムの導入で「気配を殺す」新たな潜入ゲーム感覚、メタルギアMk-2で先行して偵察する新たな戦略性

ドレビンシステムの導入で戦う選択肢の重要性の向上…これまでどのシリーズにもないゲーム性を得てるかと。更に前半と後半で全く戦略性が違う点。前半は地方ゲリラと連携して多対多の戦いに介入する主に戦うゲーム性、後半は打って変わって強力な無人兵器相手に昔のシリーズ並にストイックな隠れんぼと鬼ごっこを行う。全く同一のルールを利用していながらこの変化。更にどちらも面白い。

ゲーム部分が足りなければオンラインプレイをすればいいのです。これを評するにおいてオンライン部分をプレイしないのは致命的な片手落ちですよ。あれだけの分量がある本編とほぼ全く同じルールでプレイさせてくれるというのが凄い。私も海外発のFPSは何本かやりましたが…大概が「オフラインは体験版の如く雑に扱いオンラインのみしかできないゲームにする」が大多数、バイオショックのような例外でも「オンラインとオフラインでバランスを全く別物に仕上げ1本のソフトに2つのゲームルールを用意する」、というものですもの…オンもオフもできる完成度の高いゲーム性を仕上げるの大変だろうなぁ、とは思ってましたよ。