テレビアニメ・PSYCHO-PASS サイコパス

今回私が紹介させていただくアニメ作品はProduction I.Gが制作を担当してテレビアニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」です。この作品は踊る大捜査線の監督として有名な本広克行さんが総監督を務めたことでも話題になった近未来SF作品で、脚本は「魔法少女まどかマギカ」をブレイクさせた立役者として知られる虚淵玄さんが手がけています。このアニメの舞台は、人間のあらゆる心理状態や性格傾向の計測を可能とし、それを数値化する機能を持つ「シビュラシステム」が導入された西暦2112年の日本で、内容としてはシステムにより犯罪予備軍と判断された「潜在犯」とそれを取り締まる「公安局」との壮絶な戦いを描いた作品となっております。また作中に登場する公安局には、キャリア組の「監視官」と潜在犯の中から選ばれた精鋭の実行部隊である「執行官」がおり、この立場の異なる二組が複雑に絡み合う人間模様もサイコパスの魅力となっております。この物語の主人公は狡噛慎也という男性で、立場としては上述にも説明のある執行官です。この主人公は過去の事件に大きなトラウマを抱えており、物語当初から執拗にその犯人を追っているという執念深くストイックな刑事気質の主人公となっています。またヒロインには常守朱という新人の監視官が登場し、狡噛と触れ合う中で垢抜けなかった彼女が徐々にたくましく成長していくさまも物語の醍醐味となっています。また本作は終始事件に追われて、殺伐とした雰囲気のアニメとなっていますが、そんな中唯一胸キュンするポイントがあるとすれば、この狡噛と常守とのなんとも言えない距離感にあるでしょう。普段はぶっきらぼうで自分にも他人にも厳しい狡噛ですが、時折見せる仲間思いの一面や新人の常守をいたわる優しさにやられてしまったファンは多いかと思います。女性はもちろんのこと、男性から見てもダンディーでストイックな狡噛は、どんな人からみても魅力的に感じられるでしょう。また作中で起こる事件は、これまでのアニメ作品ではなかったグロテスクなものが多く、登場する犯人も普段は一般人を装っている異常者が多いため、予想外の展開に一本取られる人も多いかと思います。そして物語の最後には一連の事件の黒幕と、狡噛を含む公安局一同との対決も描かれており、終始スピード感のある物語の展開に魅了されること間違いなしです。アニメは非常に好評で、第二期が続編として描かれていたり、また映画化もされています。興味のある方はぜひご覧になっていただければ幸いです。