HERO

本当の正義とは何だろうという事を深く考えさせられたドラマでした。

中卒で検事になった久利生公平が、型破りな方法で難事件を解決していくのですが、そこには、法律とか決まり事の前に解決しなくてはいけない事が山ほどあるような気がするんです。そして、久利生はその山ほどある問題を、同じ検察官に、警察に、マスコミに、時には被害者に問いかけていたような気がするんです。

一見いい加減に見える久利生が、法律よりももっと大切な事を周囲に訴えかける姿は、とても清々しくもあり、とても胸が締め付けられました。

そして、久利生と共に事件の解決に奔走する雨宮もとても好きでした。真面目で、ちょっと融通が効かないという所も久利生とは正反対で、そのギャップがまた良いんですよね。

検事という職業がいかに大変なお仕事なのか、とてもよく分かりました。検察官が主役のドラマは少なかったし、検察官がどういうお仕事をしているのか、あまりよく分からなかったんです。

でも、HEROを見てからとても検事さんが身近な存在になりました。

そして、全てのバランスがとても良かったドラマだと思うんです。

出演者も、脚本も、音楽も、全てが調和して完成したドラマだと思います。

特に、シリアスなシーンとコミカルなシーンが交互に出てくるので、そこもとても上手いなと思いました。もしもシリアスだけなら、上部だけの印象になるのに、コミカルなシーンが入る事によって、シリアスな部分がより重たく感じるのだと思います。