コメディーなのに考えさせられる映画

「忍びの国」という映画は、2017年に公開された映画で、最初は嵐の大野智さんが主演ということで見てみようと思いました。

歴史が好きだけど戦国時代に関してはついていけないところがあったので、大丈夫だろうかと思いましたが、大野さんの役柄が面白かったのと、観たことがあるキャスト達だったので安心して視聴できる内容となっていました。

内容としては、織田信長が勢力を出していた日本が舞台で、伊賀の忍者たちは度々下らないことで人を切りつけ合っていました。

無門という大野智さん演じる役は、さらってきた姫とこっそり暮らしており、夫婦になるには稼いできてほしいと姫に言われていたため、お金のために平兵衛の弟を殺してしまいます。

一方、織田信長の次男の信勝は婿養子で無理やり嫁がされたことや、父のような実力がないことに腹を立てており、弱いところをついてきた妻の父親を部下である大膳を使って殺してしまいます。そこで、大膳は信長の命を無視して信勝自身の実力を発揮してはどうかと勧めたので、信勝は伊賀攻めを実行します。

そこへ、無門に弟を殺され、父からも嫌われてしまい、人を簡単に殺める伊賀に反対だった平兵衛も加わろうとします。

無門も姫と平和に暮らすために戦いに参戦することになりますが、後半は無門にとって悲劇となる出来事が重なるところが涙なくして観れません。

大野さんが演じた無門という役は、ドラマや映画になった大野さんが演じた「怪物くん」に近いキャラだと言えます。そして、無門が愛しているお国という姫役を石原さとみさんが演じていいます。石原さんの演技はあまり見たことがありませんでしたが、わがままだけど強い心を持っていて、無門を陰ながら支えるというところがかっこいいなと思えました。

余計なことは考えず、その日その日生きていければいいという単純な考えな無門に共感できますが、無門と一緒になるために故郷を捨ててきた姫は、「ちゃんと稼いでほしい。」「男らしく戦ってほしい。」と厳しいながらに現実を無門に突きつけたり、惚れられているところを生かして無門を強い男へと導くところが将来の妻らしいと思えるので、そこも見どころだと言えます。

もし姫が無門と一緒でのんびりと生きていたら、生活はうまくいかなかったと思うし、無門は自分が伊賀一の忍者だと口だけで威張って終わっていただろうな、うまくできている映画だなと思える作品でした。